【vol.9】廃棄生地の行方は・・・
こんにちはっ!マテリアルリサイクル商品開発にチャレンジ中の末廣です!
今までに、廃棄生地のリサイクル方法として、ヒートガンという超高温ドライヤーで生地を溶かしてみたり、ボンドを使って生地を固めてみたりと、いろいろ実験した様子をこちらのコラムでもご紹介してきました。
(気になる方は、是非バックナンバーもチェックしてみてください♪)
そんなリサイクルの実験をしている中で、そもそも現状の廃棄生地って、どういう風に処理されているの?と気になり始めました。
気になりだしたら、いても立ってもいられなくなった僕は、普段、カズマが産廃処理を依頼している企業へ、プロジェクトメンバーと一緒に見学へ行くことにしました。
廃棄生地の処理見学ツアー
僕自身、今まで処理センターの中まで見たことがなかったので、廃棄生地がどういう風に処理されているのか知らず、色々と想像を膨らませながらメンバーたちと現地へ向かいました。
そして到着!いざ中に入ると想像を絶する様な光景が・・・!?
そこには、なんと僕の予想なんかより、はるかに多い量の廃棄生地が山積みされていましたっ!!ちなみに画像にあるすべての生地がカズマのものではないですよ(^^;
処理センターが、いろいろな企業から集めたものになります。
廃棄生地の奥では、ショベルカーたちが「ウィーーーン・・・ガッシャーーン!!!」などと大きな音をたてながら、廃棄物の処理を行っていました。
実際、ショベルカーたちは、破砕機と呼ばれる機械、簡単に言うと、とても大きなシュレッダーのようなものに廃棄物を入れていました。
破砕機も「ガガガッ!!!バリバリバリッ!!!」と大きな音をたてながら、見事に廃棄物を粉々にしていました。
そして、この粉々になった廃棄物をドロドロに溶かして、最終的に泥団子状の様な形に生まれ変わります。
こちらは、固形燃料(RPF)というものになります。
使用用途としては、発電用ボイラーなどの化石燃料(石炭・重油など)の代わりに使われる燃料です。化石燃料より、この燃料は二酸化炭素の排出量が少なく地球温暖化防止に役立っているそうです。
こんなところで、カズマから廃棄されている生地が地球温暖化防止の手助けの一部となっているとは思いもしませんでした。
そして、これらは「サーマルリサイクル」という、すばらしいリサイクルシステムの1つだと知り、このプロジェクトの「美しい地球を残す」という想いと重なるのではないかと思いました。
ただ一方、やはり自社から廃棄される生地をもっと素敵な形に生まれ変わらせて、お客様のもとへお届けできるようにしたいと感じました。
そして、この美しい地球をいつまでも暮らせるようにしたいと、心の中で強く願いました。
また、今回の見学により実際の設備や流れを見ることができ、リサイクルに関していろいろなヒントを得ることが出来ました。
今後も、見学で得たヒントなどをもとに、いろいろな実験や試作ができるようにしていきたいと思います。
こちらのコラムでも紹介していきますので、次回コラムもお楽しみに!
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私たちの未来図プロジェクトの最初のコラムはこちらから↓
【vol.1】環境問題に本気で取り組むプロジェクト
https://tateyoko-kazuma.com/column/miraizu-1
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