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【vol.8】“私たちの仲間となってくれる企業を探す旅”

【vol.8】“私たちの仲間となってくれる企業を探す旅”

こんにちは!私たちの未来図プロジェクトの東です。

私が今このプロジェクトで進めているアップサイクル活動には、生地の端っこ、「耳」と呼ばれる部分(通常は切り落とされ廃棄される部分)を活用した製品づくりがあります。

これは切り落とされた耳を不織布と呼ばれる生地に縫いつなげいって、新しいデザインの生地に生まれ変わらせ、そこから新しい製品をつくるというものです。

この2cm程の耳を一本一本丁寧に縫い合わせて1枚の生地に仕上げるという根気のいる作業、現在では一般社団法人タクティクス福井(以下、タクティクス)さんで行ってもらっています。

今回は、“なぜ”、タクティクスさんでこの作業をお願いすることに至ったのかについてお伝えしたいと思います。

障がい者支援団体 タクティクスとの出会い

私たちカズマは障がいのある方も積極的に雇用し、いっしょに仕事をしています。

雇用を進めていくなかで様々な障がい者支援団体の方との出会いがあり、一般社団法人タクティクス福井の就労移行支援事業所“FLAP”の大林さんもそのお一人です。

大林さんと障がい者との向き合い方や、いっしょに働いていくための職場環境などを話し合っている間に、一度タクティクスさんの事業所を見学させていただくこととなりました。

※私たちカズマの障がい者雇用への取組みや見学時の様子などは、福井を元気にしようプロジェクトのコラムを見てださい。

私たちは、障害のある方のみで働く職場を見学することは初めての体験でした。

その体験で印象に残ったことは、材料や道具の置き方ひとつとっても、働く方々への思いやりにあふれた職場だということ。

そして、そこで働く方々の自分の仕事に向き合う真剣な眼差しが印象的だったということ。

この見学を通じて、ここで働く人達ならば、私たちの思いを理解してもらえ、安心して仕事を任せられると確信しました。

プロジェクト責任者 浅田専務のあと押し

ただ、パートナー企業としてタクティクスさんと進めるにあたり、正直不安もありました。それは、皆さんミシン作業は未経験であり、ミシンもなく、本当に1からのスタートだったからです・・・。

そこで、このプロジェクトの責任者である浅田専務に相談したところ、

何の迷いもなく「東さんがそこまで思っているならばやってみなさい!!」と。

「ただし、やるからにはミシンはカズマから貸与し、技術的な指導は東さんが責任を持って行ってください。そしてカズマブランドとして販売できるまで品質に対する一切の妥協はしないでください。」

と言われました。

この一言は、私の中にあった迷いを吹き飛ばし、この活動を前に進めていくのみ、という気持ちにさせてくれました。

(浅田専務、ありがとうございます。)

私たちカズマのスローガンは、“失敗を恐れず、挑戦を楽しむ”です。

浅田専務のこの言葉には、カズマのスローガンをそのまま体現されていることを強く感じました。

浅田専務はこの後すぐにミシンの貸与契約書を作成し、会社へ申請、承認をもらって下さり、私の活動を更にあと押ししてくれました。

タクティクスさんを改めてご紹介

ここで、もう少しタクティクスさんについて紹介します。

一般社団法人タクティクス福井は、

 ・就労継続支援B型事業所(福井南営業所、福井西営業所)

 ・就労移行支援事業所(FLAP)

 ・特定相談支援事業(ひと、げんばサポートセンター)

 ・ひきこもり相談センター 福井

の4つの事業を運営されています。私たちのプロジェクトはその中の就労継続支援B型事

業所 福井西営業所といっしょに進めていくことになりました。

タクティクスさんへのミシン搬入、そして設置・・・。

2022年4月1日 もう春だというのに、この日は少し小雪ちらつく、すごく寒い日でした。

この日にタクティクスさんとの活動がスタートしました。

タクティクス福井西営業所は、私たちの会社から車で30分ほどの場所にあり、私は会社始

業前に前日に準備していた本縫いミシンをトラックに積込み、カズマの設備メンテナンス

担当である高橋さんと一緒に会社を出発しました。

以前見学した就労継続支援B型事業所は福井南営業所であり、福井西営業所は初めての訪

問でした。

どんな事業所だろう・・・。

どの様な人が働いているのだろう・・・。

ミシンを上手く使ってもらえるかなぁ・・・。

とタクティクス福井西営業所へ向かう車中にあれこれ考えながら、不安と期待が入り混じった不思議な気持ちを抱えていたことを今でも覚えています。

タクティクス福井西営業所に着くと、営業所の事務長をされている中村さんをはじめ、数名の職員の方が待ってくださって、直ぐにミシンの搬入作業に入りました。

タクティクス福井西営業所は、元は病院を経営されていた方のご自宅を改装した2階建てであり、作業場所は1,2階合わせて5部屋ありました。

私たちと共に進めていく活動の作業場は2階の5-6坪ほどある部屋で、そこへミシンを搬入。工業用ミシンなの重量は60-70Kgほどあり、2階へ上げるのは男性4名で行う重労働でした・・・

搬入作業を終えると、続いてミシンの設置と調整作業。

ここで設備メンテナンス担当の高橋さんの出番。

手慣れた様子で運びやすくするために分解していたミシンを組み合立てていき、完成。

そしてミシンに新しいオイルを注入し、ミシン針へ真新しい糸を通して試運転を実施。

試運転する瞬間、無事に動くか少し不安でしたが、何のトラブルもなく、“カタカタカタ・・・”と心地良い音を立てながらミシン針は動きました。

ホッとする気持ちと、さすが高橋さん!!という感謝の気持ちでいっぱいでした。

その後は、タクティクス福井西営業所の2名の職員の方にミシンの基本的な操作方法を説明し、その日は終了。

気持ち新たに次なる挑戦へ・・・

さあ、これでタクティクスさんといっしょにアップサイクル活動を進める準備はできました!

これからは、このミシンを使い、縫製技術の高い、そして創造豊かなものづくりを共に進めていかなければいけない。

“失敗を恐れず、挑戦を楽しむ”

この言葉を胸に刻み、この活動を更に進めていく決意をしました。

今回はここまでで終わらせてもらいます。

次回はタクティクスさんと共に進めていった過程を皆さまにお伝えしたいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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私たちの未来図プロジェクトの最初のコラムはこちらから↓

【vol.1】環境問題に本気で取り組むプロジェクト
https://tateyoko-kazuma.com/column/miraizu-1

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