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【vol.10】共に作り上げる生地作りスタート

【vol.10】共に作り上げる生地作りスタート

前回までのあらすじ

こんにちは 私たちの未来図プロジェクト

アップサイクル担当の東です。

まずはアップサイクルとは…(*⁰▿⁰*)?から始まったこのプロジェクト、その後 カーテンなどを作る過程で出ている廃棄生地の量に驚愕し、社員みんなにアップサイクル商品のアイディアを募ったところ、たくさんのネタが集まり仲間の力に感謝感謝❤︎

いよいよ商品づくりとなったところ まずは、カーテン製造ならではの生地作りとなり、工場内を彷徨い続けた結果、生地と生地をつなぎ合わせるためにカットする部分、「生地耳」を繋ぎ合わせて生地を作ることに辿り着きました。

しかし、このカットされた生地耳は幅2〜3cmしかなく、つなげて1枚の生地にするにはとてつもなく時間がかかる(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

そこで前回、新たな仲間として、障がい者支援団体タクティクスさんと出会い、生地作りの準備の為、ミシンを搬入したところまでをお伝えしました。

まだ足りなかった…

いよいよ生地づくりがスタート!!と思いきや

工業用のミシンを搬入してすぐに糸の調子が悪くなってしまって作業ができないとの連絡が((((;゚Д゚)))))))

なんと!!設備の不具合!?

すぐに設備メンテナンス担当の高橋さんに向かってもらいました。

原因はボビンの入れる向きが逆、でした。。。

みなさんは工業用のミシってご覧になったことはありますか?

日々進化してどんどん便利になっていく家庭用のミシンに慣れている人にとっては工業用のミシンの扱い方なんて何がなんやら∑(゚Д゚)糸はどこにどの順番で通していけばいいの??ボビンケースに入れるボビンの向きっ??

とちんぷんかんぷんな状況になるはずです。

搬入時に説明はしたものの、覚えられるわけなかったのです。

日頃工場では、当たり前のように使っていたあまり思わぬことを見落としていました。

そこで、糸の通し方やボビンの入れ方を撮影した動画をお渡ししました。

それでもボタン1つで自動で進む家庭用ミシンと、自分の足の力加減でスピードの変わる工業用ミシンの力加減のコツを掴むにはまだまだ時間がかかりそうです…

作品はアート

さあ、気持ちも新たに生地づくりがスタートです。

生地耳の廃材利用の強みは、色とりどりで素材も様々な種類があるところ(*⁰▿⁰*)

1本1本を繋ぐ順番や組み合わせで、全く違った印象のものが仕上がってきます。

作業者さんには、その色とりどりの素材を絵の具のように思って次はこの色、その次はこれにしよう!!といった形で、ワクワクした気持ちと自由な発想で、キャンパスに絵を描くように縫い付けてもらえるようお願いしました。

一歩一歩、ひとつずつ

生地の耳を縫い付けるための下地(縦100cm×横150cm)をお渡ししてから1ヶ月後、出来上がった生地を見ながら初めての打ち合わせを行いました。

これではとても商品には使えません

縫い合わせるごとに弓なりにゆがみが出てくる

そのため、縫い付け入る下地がタブって噛んでしまっているんです。

他にもたくさん問題がありました。

・縫い合わる時に縫い目が落ちてしまっている

・いろいろな色の生地を白糸で塗っているので縫い目、かえし生地を

何度も何度も繰り返し打ち合わせをするごとに、このままで本当に仕事になるのか?と不安から表情が暗くなって行くタクティクスの作業指導者さん。

ただ単純に決められた作業をすることとは違って、共に作り上げていく今回の作業は、体力的な負担はもちろん、精神的な負担も大きくて、申し訳ない思いで私自身何度も挫けそうになりました。

それでも挑戦を止めるわけにはいきません。

私にできることは1つずつの問題をどうすれば解決できるかを考え提案していくだけです。

その提案をタクティクスさんは取り入れて実践してくれました。

そんなやりとりを繰り返し、ようやく品質的にも安定してきたのは最初の打ち合わせから2ヶ月以上経った頃でした。

色とりどりの、世界に1つだけのテキスタイル

生地耳独特の、もけもけした見た目と風合いを生かして美しく繋ぐことででき、心地よい肌触りや触り心地はちょっとクセになる感じです。暮らしの中の素敵なアクセントになること間違いなし!

出来上がったこの個性あるテキスタイルを、これからさらに手を加えて1つひとつ、布雑貨へと返変身させていきます。

何になるのかはまた次回…

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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私たちの未来図プロジェクトの最初のコラムはこちらから↓

【vol.1】環境問題に本気で取り組むプロジェクト
https://tateyoko-kazuma.com/column/miraizu-1

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