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【vol.7】オリジナルリサイクル商品開発!!

【vol.7】オリジナルリサイクル商品開発!!

こんにちはっ!マテリアルリサイクル商品開発を担当している末廣です。

前回は展示会へ参加し、リサイクル関連の情報収集を行った旨をご紹介しました。

その後・・・・。

会社に戻って、企業の方から頂いた資料やサンプルなどを整理しながら見返し、自社のリサイクルに活かせないかなど考えました。そして、展示会で尋ねた企業の方へ、お礼と併せて、カーテン生地のリサイクルについて改めて相談させてほしいというメールを送ってみました。

ただ返信が来るのを待っていても何も進まないので、展示会で得た知識をフル活用し自社だけでできることは何かないかと考えてみました。

そこで、思い出したキーワードが「樹脂」!!!

みなさんの身の回りにあるプラスチック製品も、石油などの原料から科学的に作られた合成樹脂というものから作られているものだと思います。

この「樹脂」と、廃棄生地を混ぜ合わせれば、プラスチックみたいに固まって何か作れるかも・・・と思いつきました。

失敗を恐れず、チャレンジ!!生地を固めてみよう!

キーワードを元に身近にある「樹脂」はないかと探している中、ついに発見!!

それは、木工ボンド!!

パッケージにも、ちゃんと「酢酸ビニル樹脂」と書かれているし、「これは使えるな」と思いました。ちなみに酢酸ビニル樹脂が、どういうものなのかは私自身詳しくは分からないですけど・・・。

生地をボンドに浸して十分に染み込ませてから、形を整えて乾燥させれば固まるのでは!?と考えました。

ボンドは粘度が高い為、そのままでは生地に染み込ませにくいので、今回はボンドと水を1:1くらいに薄めて実験してみることにしました。

そして、今回は立体的造形にチャレンジしてみたいと考え、型に風船を採用しました。

カーテンを製造する中で排出されるひも状の生地を、ボンドと水でうすめた液に十分に染み込ませてから、型の風船にぐるぐる巻きつけました。

生地の巻きつけが完了したら、乾燥させるために二晩ほど寝かしました。そして、十分に乾燥されたことを確認し、恐る恐る風船を割ってみることに・・・。

割った結果が、こちら!!

見事に、立体成形に成功しました!!強度も僕の想像を超えるくらい固く、触った感覚は、生地のぬくもりもあってイイ感じです。

見栄えとしては、僕のセンスの問題か色のチョイスが悪かったため、ミイラにも見えてしまうが・・・、これはこれで味がある作品ということに(笑)

それでも、なぜかこのままの状態では心が痛むので、すこしだけ改良を加えた作品が、こちら。

球体の中にランプを取り付けることにより、オシャレ(!?)なランタンに生まれ変わりました。

このように、皆さんの身近にもあるボンドを使用することで生地を立体造形することができました。

ちなみに今回試してみた実験ですが、よくよく調べてみるとインターネット上などにも公開されていました。興味のある方は「布 固める ボンド」で調べてみると出てきますので、是非お試しください。

ボンド以外にも、洗濯糊なんかでもできるみたいです。

また、今回のような手法では商品化はなかなか難しいものがありますが、今後も廃棄生地に新たな価値が見出せるように、いろいろなことにチャレンジしていこうと思います。

今後も実験や試作の様子などを配信していこうと思いますので、次回のコラムもお楽しみに!

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私たちの未来図プロジェクトの最初のコラムはこちらから↓

【vol.1】環境問題に本気で取り組むプロジェクト
https://tateyoko-kazuma.com/column/miraizu-1

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