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【vol.4】第2回プロジェクト会議

【vol.4】第2回プロジェクト会議

こんにちは、アップサイクル担当の東です。

今年の夏も、突然のゲリラ豪雨による被害が日本いたるところで発生し、私の住む福井県でも床上、床下浸水、JRの運休、高速道路の通行止めと、多くの人々の生活に甚大な被害がありました。

地球温暖化について学ぶ中で、ある人から言われた言葉、「無関心ではいられても、無関係ではいられない…」その言葉がとても心に響きました。

環境問題は一人ひとりに関係していて、いつまでも無関心のままでいいわけがないということ、私自身が今できることは、このプロジェクトを通して廃棄物削減活動に取り組み、会社全体の意識も変えていくことなんだ!そう感じた今日この頃です。

廃棄生地量が予想をはるかに超える結果に…

今回の会議は、あるプロジェクトメンバーからの身も毛もよだつような結果報告から始まりました。

それは先月から行っていた本社工場で発生している生地の廃棄量の調査結果の報告です。

工場の仲間の協力を得て、本社工場のいろいろな工程から発生する生地の廃棄量を調べた結果、なんと…毎日450㎏もの生地が廃棄されていることが分かったのです。

ちょっと想像できないですよね。

レースでいうと写真のような1つの巻がだいたい20㎏、ということはそれが約23本分、丸々捨てられてしまっているということなんです!

私たちの仲間のエネルギーと思いを込めて一生懸命つくられた生地が、お客様の手に渡ることなくこんなにたくさん廃棄されているなんて。いくらお客様に品質の良いものを提供するためとはいえ、これはもったいなさすぎます。

この廃棄されている生地をなんとか活かさないと!!と改めて強く思いました。

アップサイクル第1号、2号は成功!?失敗!?

今回は、私自身が実際に工場内で廃棄されていた生地を使ってアップサイクルの試作を試みました。

1つめはラグマット

市販されている目の粗いすべり止めに、短冊状にカットした廃棄生地を結び付けました。

これだとどこの工程で出た廃棄生地でも使えるし、1枚作るのに大量の廃棄生地を消費できる!!そう思ったのですが、実際やってみると一つひとつ手作業での結び付けは予想以上に大変で時間がかかってしまいました…

それに使った生地が織り生地だったため、製作しているそばから次から次へとほつれていって、大惨事になってしまいました。

全部きれいにほつれたものイメージしていたものとはだいぶ違いますがふかふかでかわいいものになりクッションカバー等、色々なものに展開できそうという意見をもらいましたが、結ぶ手間とほつれる問題を解決しないと商品化は難しそうです…

2つめもラグマット

これも今出ている廃棄生地を大量に消費するためには何がいいかと考えた商品です。

布が巻かれている中心にある紙管(しかん)。この紙管に最初にまかれる部分はしわがひどいため廃棄されるんですが、この部分の生地を反末の大きさを活かして縫い合わせてみました。

これについてのプロジェクトメンバーの反応は… 

「悪くはないけど普通の商品と変わらないね」「リサイクル商品て感じがしないかな~」

といまいちな反応でした。ですが、「そうか~せっかく廃棄生地を使うなら、それを活かしたデザイン性のある生地を新たに作り、そこから新たな商品を生み出す方が面白味があるかもしれない。」と、今まで考えていなかった発想が生まれました。

仲間のアイデアは無限大!!

新たな生地づくりと方向性は決まったものの、その生地で何を作ったらいいのか…

プロジェクトメンバーだけではなかなかアイデアも出てこない…

そこで、「困った時はみんなに聞いてみよう!」

…というわけで今回多くの方の協力のおかげで知り得た、衝撃の廃棄生地量の結果とともに、会社全員に廃棄生地を使って作る商品のアイデアを募集することにしました。

このアイデア募集には浅田専務が会社に働きかけていただいたおかげで、なんと!応募者全員に会社からQUOカードのプレゼントという後押しをしてくださいました。

「専務!!ありがとうございます!」

みんなからのたくさんのアイデアは次回報告します。

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