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【vol.2】障がい者施設見学とグループディスカッション体験

【vol.2】障がい者施設見学とグループディスカッション体験

こんにちは。「支えあって元気に生きていこう!福井を元気にしたいプロジェクト」の中村です。

今回は、障がい者施設へ見学へ行き、グループディスカッションの体験をしたエピソードをご紹介します。

就労支援施設への訪問

初夏を感じさせるほど暖かかった4月の終わり。本社工場の社員6名で、日頃お世話になっている障がい者就労継続支援B型事業所、タクティクス福井(福井南営業所)と就労移行支援事業所FLAPを訪問しました。

障がい者就労継続支援は、一般的な事業所で働くことが難しい障がい者に向けた、職業訓練や生産活動を支援するサービスです。この就労継続支援には、どんな人を対象とするか、どんな支援をおこなうかで就労継続支援A型と就労継続支援B型の2つがあります。2つのタイプを要約すると、

[障がい者就労継続支援A型]

  1. 事業所との雇用契約を結ぶ
  2. 就業可能だが、雇用がない方向け
  3. 最低賃金以上の給与が発生

 [障がい者就労継続支援B型]

  1. 事業所との雇用契約は結ばない
  2. 現時点で、一般企業での就労が困難な方向け
  3. 作業分に応じての報酬支払

今回はこのうちの2つめ、障がい者就労継続支援B型の事業所ということになります。

※注)就労移行支援とは・・・一般企業への就職を目指す障がいのある方や難病のある方を対象に、働くための必要な知識や能力を身につけることができる、障害者総合支援法に基づく福祉サービスのひとつ。就職活動のサポート、就職した後の職場定着の支援もおこなっている。

就労継続支援B型事業所ではたらく森岡さんとの出会い

タクティクス福井では、事務長である森岡さんという方が事業所の案内と説明をしてくださいました。

見学した時は、施設の方々が、ある生地メーカーの生地見本帳製作の作業をされていました。生地見本帳の製作は、様々な生地を規定サイズにカットし、台紙の所定の位置に両面テープで貼っていくという作業です。

製作した分だけ代金が支払われるのでスピードが大切!もちろん、生地を貼る位置を間違えてもダメという作業です。タクティクスさんでは、生地をカットする人と、カットされた生地を所定の位置に貼る人と、2人1組でペアを組み、正確に素早く作業をされていました。

私たちの初めての体験

訪問する前までは参加者全員が、“なんで訪問しなければいけないの?” “訪問して何をやらなければいけないの?”といった不安が心のどこかにあり、みんな口にはださないけどタクティクスへ向かう車中では“行きたくないなぁ・・・”という雰囲気が漂っていました。

でも、森岡事務長の丁寧な説明と障がい者との向き合い方について話を聞くうちに、気持ちがどんどん変化していったように思います。

特に、「障害のある方と接する時は、その人の持っている障がいの内容は把握し配慮は心掛けていても、約束を守らないといったことに対しては遠慮することなく注意することも大切」という言葉が印象に残りました。

さらにワークグループでは、施設利用者の方とゲームを行ったのですが、初めて会った私たちの話に真剣に耳を傾け共感してくれる姿に、私たちの気持ちまで解きほぐされ、心から楽しむことができました。

一期一会

FLAPでのワークグループへの参加は、私自身2度目の訪問でした。2カ月前にも1度訪問して体験しており、その時にお会いした施設利用者の方が今回訪問した時真っ先に「中村さん、久しぶり!!元気でしたか!!」と声をかけてくれたことにビックリしました。なぜ驚いたか?それは、私はその人のことを全く覚えていなかったからです。2カ月前に1時間ほどお会いしただけなのに覚えていてくれたんです!

私たちの気づき

今回の体験後に書かれた、東さんのレポートをご紹介します。

「私は係長という役割から常に一緒にに働く仲間に対して正しい事を伝えなければいけないと思い、考え、悩み、結果、何も言えないことがあります。今回の森岡さんのお話を聞き、完璧な内容を伝えるなどは不可能なことであり、間違うこともある。間違った時に間違ったことを認め反省し、その旨を伝えることで自分の成長につながることがわかりました。また、FLAPでは自分の考えを一方的に押し付けるのではなく、相手の考えを聞き出せる人になりたい。そうすることで仲間の成長を促すことができ、私自身の成長につながる。」

このレポートにもあるように、今回の見学と体験会は、障がい者の活躍を知るだけでなく、私たち自身の成長を促す気づきを与える体験にもなりました。

もちろん、これまでも社内での品質改善の手法を学ぶセミナーや、ビジネス関連セミナーなどには参加することはありましたが、学ぶのでなく、きづきを与えられた体験会ははじめてだったんです。

このような体験会はこれからも継続してたくさんの仲間にも体験してもらいたいと思いました。人を育て、自分が成長するには、人と真剣に向き合い、一緒に悩み、共感して思いやりを持つことが大切なのだということをみんなで共有したいです。

このような取組みを行うことが、カズマの新しい文化になるまで―。

最後に、今回参加したメンバーで西武百貨店内の「Italian Kitchen VANSAN」でランチをしました。会社の仲間と一緒に食事することはコロナ感染防止により控えていて久しぶりだったので、ちょっとしたブレイクタイムにもなりました。

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支え合って元気に生きていこう!福井を元気にしたいプロジェクトの最初のコラムはこちらから↓

【vol.1】人に寄り添い、共に学ぶための歩み
https://tateyoko-kazuma.com/column/genki-1

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