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【vol.5】1枚の布からカーテンができるまで

【vol.5】1枚の布からカーテンができるまで

こんにちは!入社8年目、縫製工場勤務の吉川です。

このSNSプロジェクトでは、主に現場、縫製工場について発信をしています。

今回は、私が働く縫製工場から、1枚の布からカーテンが出来上がるまでの流れを、簡潔に分かりやすくご紹介させて頂きたいと思います❕

カズマといえば・・・”カズマオリジナル日中一貫生産販売体制”。


日中一貫生産販売体制とは、原材料加工から販売までのすべての工程を自社が行うことです。日本と中国の2つを拠点にして、カズマ全ての部門が連携を取りながらカズマブランドを築き上げ、世界中に届けています

1・編立

以前、アップされた鮎川工場の記事をご参照いただければ幸いです。

2・裁断、中継ぎ工程

裁断工程では、お客様が注文されたカーテンが全てデータ化され、それを元に作業員が1枚1枚、機械で裁断していきます。

また裁断工程(=生地を裁断する場所)には、多様な種類の生地がたくさん保管されています。

その数は常に300種類以上!約50mにわたって保管棚に収納されています。

工場見学で来社されたお客様のほとんどが、生地の豊富さと保管量に圧倒されていらっしゃいます!

3・前工程

前工程では、主にカーテンのすそや、生地耳の縫製を行なっています。

このタイミングで一度、アイロン工程が入ります。、シルバーの方たちも毎日頑張って働いてくれています

ちなみに、カーテンつくる過程では、縫製したあとの縫製部位へのアイロンがけは必須です。

例えば、生地と生地をつないで縫製する中継ぎ(=巾継ぎ)の工程。お客様の要望されるカーテンの幅に仕上げた後、アイロン工程で縫製部位にアイロンをかけます。

その後も、カーテンの裾(=ボトムヘム)と両サイド(=サイドヘム,通称”耳”)の縫製後には必ず縫製した場所と生地全体にアイロンをかけます。

このようの、縫製してからの縫製部位のアイロンがけは細かいタイミングで行っており、このひと手間をかけることで、1枚1枚のカーテンを丁寧に仕立てることにつながり、高品質な商品をお客様にお届けすることができている、というわけです。

4・後工程

後工程はスケール、芯付け、止め、タック、アジャスターフックを入れなどと細かい業務がある工程になります。

「スケール」とは、はじめの粗切り裁断のあとの、正式に丈を決める裁断。

この裁断によって、カーテンの仕上がり丈が決まります。

なぜ2回に分けるのかというと、中継ぎ(=巾継ぎ)やカーテンの裾(ボトムヘム)の縫製を行うと、生地の種類によっては伸び縮みが発生する可能性があるからです。もう一度裁断することで延び縮みの影響を受けないようにするための工程になります。

「止め」とは、カーテン上部の芯地が縫付けられた部位が、開かない様に縫い止めする作業です。

「芯付け」とは、ヒダを縫製する箇所に、芯地を縫い付ける作業のことです。

芯地を縫い付けることで、カーテンをカーテンレールに取付けた時に、ヒダがピンと立った状態を保つことができます。

「ヒルカン」とは、カーテンフックの事です。今はフックというと、長さ調整のできるアジャスターフックが主流ですが、少し前まえは金属製のヒルカンが一般的でした。私たち工場の現場では、カーテンフックを今もヒルカンと呼んでるんです。一般的な呼称ではないですよね(笑)

これらの細かい作業も、なくてはならないひと手間ばかり。

人数が多い工程だからこそ皆んなが意見を言い合って共力しながら目標達成を目指しています❕✨

5・形状工程

形状工程では、カーテンの形状記憶加工を行なっています。

カーテンの形状記憶加工とは、カーテンのヒダ山と谷の丸みを整え、裾の広がりやカーテン生地の固さや反発力による形くずれやを抑えて、美しいヒダ形状を長持ちさせる加工の事です。

6・検査、パッケージ工程

最後の仕上げである検査、パッケージ工程では縫製したカーテン一つ一つを厳しくチェックし、検査に合格したカーテンたちの梱包を行なっています。

そしてやっと手を掛けて完成したカーテンが、出荷されお客様の元へ届いていきます。

“カズマの魅力”

製造統括部 田中部長にカズマの魅力を聞いてみました

①172名もの人達と仕事をいっしょに仕事をしている
②子育て世代が中心となって工場運営をしている
③②の人達を年齢問わず全員でサポートしている
④女性が全体の9割を占めている
⑤決めたことをやり遂げる力がある
⑥全員まじめで素直‼︎
⑦自発性をもって工場を変えていこうとしている
⑧障がいのある人達を受け入れサポートしている

などなど…田中部長に質問したら次から次へとカズマの良い所を教えてくれたのですが書ききれないため、この辺で終わりにします笑

【まとめ】

カーテンというと、ただ生地を縫うだけと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、例えばミリ単位の縫製のずれでも、実際に窓辺に掛けてみると、若干光が漏れたり、左右均一でなかったり、美しいドレープがでなかったりと、お客様にご満足いただける商品にはなりえません。

幾つもの工程で、たくさんのスタッフがそれぞれの立場で一生懸命に商品を向きあい、手を加えていくことで、やっと1枚のカーテンが出来上がります。私たちスタッフ一同、お客様に良い商品を届けられるよう常に技術の改善・向上に努めています。

カーテンといえば“カズマ”と言ってもらえる、そんな素敵なカーテンをこれからも作っていきたいです。そしてSNSプロジェクトメンバーとして、これからも色々な情報を発信し、カズマの認知度アップに繋げたいです

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つながる×とどける SNSプロジェクトの最初のコラムはこちらから↓

【vol.1】365日カズマの魅力を発信し続けます!
https://tateyoko-kazuma.com/column/sns-1

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