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【vol.16】藍の源流・徳島を巡る。伝統と情熱に触れた3日間の藍染研修

【vol.16】藍の源流・徳島を巡る。伝統と情熱に触れた3日間の藍染研修

こんにちは、「あたたか実」プロジェクトです。

先日、私たちは「藍の源流」を探しに徳島県へ研修に行ってきました!
今回の目的は、日本の伝統である「阿波藍」の歴史、栽培、そして精製プロセスを深く学び、自分たちが取り組んでいる「あたたか実」プロジェクト、および「泥藍」の深化に繋げることです。

福井から徳島へ。現地で私たちが何を見、職人の方々と何を語り、どんな未来を描いたのか。
メンバーそれぞれの視点を交えながら、現地での様子をお伝えします!

1. 藍の歴史が息づく町「藍住」での学び

藍住町にある「藍の館」で阿波藍の歴史と「すくも(藍の染料)」造り

研修のスタートは、藍住町にある「藍の館」から。 かつて藍商として栄えた旧奥村家屋敷を舞台に、阿波藍の歴史と「すくも(藍の染料)」造りの基礎を学習しました。

「藍の館」_すくも体験と歴史を学んでいる様子

館内に一歩足を踏み入れるなり、メンバーからは「へぇ〜!」という驚きの声が。藍には日本名で48色ものバリエーションがあることや、かつては「すくも」作りが莫大な富を生み出し、この地域の繁栄を支えてきたという歴史に圧倒されました。化学染料が台頭し、一度は衰退の危機に瀕しながらも、今再び天然染めの良さが見直されている。その大きな歴史の流れの中で、自分たちの活動がどこに位置しているのかを再確認する貴重な時間となりました。

藍住町にある「藍の館」日本遺産「藍のふるさと 阿波」阿波藍の歴史や製造工程を伝える展示

2. 現場で触れた、職人の「こだわり」と「哲学」

2日目は、現代の藍文化を最前線で支える二つの工房を訪ねました。

「藍タヌキ工房」さん

ここでは沈殿藍の精製や、珍しい「食べる藍」の体験、そして緻密な型染めについて学びました。特に印象的だったのは、「藍はまず服薬、次に食物、そして最後に染料である」という本来の考え方です。 また、吉野川の氾濫という厳しい自然環境を逆手に取って藍造りが盛んになった背景や、ロスを出さないために種の再利用(七味など)を模索する姿には、私たちが大切にしている「資源を無駄にしない」という理念との共通点を感じ、胸が熱くなりました。

「Watanabe’s」さん

藍の苗作りを見学させていただき、良い藍を育てるための「茎は細く、葉っぱをふさふさにする」という独自のこだわりを伺いました。

水をあえて制限し、藍自体の生命力を引き出す栽培方法は、まさに教育のようでもあります。 伝統を守る一方で、自宅で手軽に染めを楽しめるキットを開発するなど、現代のライフスタイルに合わせたマーケティング戦略も非常に勉強になりました。「藍は感覚だけでは扱えない、日々勉強」と語る職人さんの真摯な瞳は、私たちのものづくりに対する姿勢を正してくれるものでした。

3. 歴史の町並みに溶け込む、KURASIKUの新しい物語

最終日は、脇町「うだつの町並み」を訪れました。 藍によってもたらされた繁栄の象徴である「うだつ」が上がる立派な建物。その歴史的な風景を背景に、現在企画を進めている「デニムワンピース」のプロモーション撮影を行いました。

藍の源流を巡る旅の締めくくりに、その聖地とも言える場所で新作を撮影したことで、製品が持つストーリーに深い説得力が宿ったと感じています。撮影中には、海外からの観光客の方が興味深そうに眺めている姿もあり、藍文化が世界へと広がっていることを肌で感じる瞬間もありました。

4. 研修を終えて:メンバーそれぞれの「気づき」

今回の旅を通じて得た情熱を、メンバーそれぞれの言葉でお伝えします!

●野路 「今も昔も変わらない製法の素晴らしさを肌で感じました。藍タヌキさんやWatanabe’sさんで伺った、染めだけではない藍の可能性や、苗一つに対する独自のこだわり。特に『すくも』作りに関しては、もっと時間が欲しいと感じるほど奥が深かったです。この学びを、今後の製品づくりや適正な価格設定、そしてお客様への価値の伝え方にしっかり活かしていきたいです。」

●上田 「藍の館に入った瞬間から驚きの連続でした。今は天然染めが見直されている時代。職人さんたちの手間と時間を惜しまない仕事に触れ、私たちが手掛ける作品も、自信を持ってお客様にお渡しできるよう頑張ろうと決意を新たにしました。また、この3日間でメンバーと深く語り合うことで、チームの絆がより太くなり、『あたたか実』への想いも一層強くなりました。」

●折戸 「徳島では町全体が藍のストーリーで結ばれており、日本遺産としての誇りを感じました。藍染協力隊の方々の作品展示では、杢目絞りや帽子絞りなど、新しい技法のヒントもたくさん得られました。職人の皆さんが『藍は感覚だけでは扱えない』と仰っていた言葉が重く響いています。ここで出会えた方々とのご縁は、私たちにとって何よりの財産です。」

5. これからの展望:徳島と福井を繋ぐ新しいものづくり

今回の研修では、訪問した戸島様、渡邉様と、お互いのものづくりに対する姿勢に共感し、非常に良好な関係を築くことができました。 弊社のカーテン縫製技術や、和紙・パイナップルといった特殊生地に対しても強い関心を持っていただき、今後の共同開発やプロジェクトの可能性について、具体的なお話をすることができました。

徳島で触れた「藍」という伝統のバトンを、福井の地で「あたたか実」プロジェクトとしてどう進化させていくか。今回の学びとご縁を最大限に活かし、皆さまに愛される製品を届けてまいります。

これからの「あたたか実」の展開に、ぜひご期待ください!

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あたたか実プロジェクトの最初のコラムはこちらから↓

【vol.1】縄文時代がお手本!?人に地球に優しい草木染めを広めるプロジェクト
https://tateyoko-kazuma.com/column/atatakami-1

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