【vol.1】刺繍作家とテキスタイルメーカーの挑戦が始まる！

まずは自己紹介から

はじめまして。私は、手刺繡作家 髙知子さんとのコラボ商品を開発している「髙知子×KAZUMAプロジェクト」の二ツ橋です。

このプロジェクトは手刺繍作家 髙さんとカーテン製造メーカーのカズマとのコラボレーションで生まれたプロジェクトで、メンバーは開発部の土屋・大橋と、私、営業部の二ツ橋です。

私は普段、受注業務を担当しています。

いつもの業務では全く触れることのない商品開発の経験をできているので、少しでもこのプロジェクトを通して、一から商品を開発し完成するまでの過程を学びたいと思っています。

金沢市にアトリエをもつ刺繍作家「髙知子」さんとの出会い

私たちがコラボしている髙知子さんは、金沢市にアトリエ兼ショップ「tafta(タフタ)」を主宰されている方で、全国各地で個展を開くなど、幅広いアーティスト活動を行っていらっしゃいます。

デザインから配色、手刺繍まで全ての作業を一人で行う作家さんです。

刺繍の柄は、花柄などのモチーフに加え、四角形や三角形の単純な図形を組み合わせた幾何学柄で作られる模様が多く、刺繍糸の色も鮮やかな糸を使っていることが髙さんの刺繍の特徴だと思います。

そんな髙さんの世界観とカズマの製造技術を組み合わせた、新しいインテリア雑貨を生み出すことで、少しでも多くの人に明るい気持ちになってもらいたい！そんな想いからこのプロジェクトが立ち上がりました。

私たちは普段はカーテンを中心としたホームファッション雑貨を製造していますが、髙さんとのコラボによって新しい分野の商品をどんどん作っていきたいと思っています。

プラットフォームを通して多くの人に商品を知ってもらいたい！

私は普段、受注業務を担当しているため、企画開発に携わったことがなかったので、プロジェクトに参加し始めたときは自分からアイディアを出したり発言したりすることができませんでした。

でも打ち合わせを繰り返し、試作を何度も行っていくにつれて、自分から意見を発信できるようになりました。思ったことをストレートに発言できるようになったことで、商品に対して愛着が強くなっていきました。

今では、このプロジェクトで生まれた商品をこのプラットフォームを通じて、日本中、いや世界中のお客様にこの商品を知ってもらうことを目指して頑張っています！

今製作が進んでいる商品だけでも８つ。

カーテン、バッグ、クロスからアクセサリーまで、たくさんのバリエーションに挑戦しています。

“刺繍”にこだわらず、髙さんが描く世界観そのものを、カズマのプリント技術や編み技術、刺繍技術を駆使して形にしているんです。

目的やテーマのない“偶然生まれたもの”を集めたブランドに

このプロジェクトで生まれた商品のブランド名は「Filament（フィラメント）」。

フィラメントとは、もともと糸の構造上の連続した長い糸のことを指します。

1本の線が、図形やモチーフをかたちづくり、1本の糸が重なり合って布を織りなします。

どれもが深くつながり、協調し、共鳴し合って新しい価値とエネルギーを作り出しています。

「Filament（フィラメント）」は糸の可能性を生かして試行錯誤を繰り返していく、何度も何度も繊細に積み重ねた先に偶然生まれた作品を集めていますので、はじめから目的やテーマがありません。

絵具のように1本の糸であらゆるものを完成で描きだす刺繍作家と、生き物のように何千本もの針で白糸を巧みに操るテキスタイルメーカー。性質の異なるエネルギーで構成されたフィラメントが、誰かの心をちょっとワクワクさせるような、小さな灯りになってくれたらうれしいです。

次回は企画商品第１弾！切り絵フラットカーテンを紹介します。

切り絵と編みを融合させたフラットカーテンです。お楽しみに！！