【vol.6】-episode 4.登場、SP建材-　外付けロールスクリーンの開発に挑戦した男たちの記録

◆2022年4月4日(月)16時

ズントーのロールスクリーンを見た数日後、会議室にとある鉄工所の社長様をお呼びした。(有)SP建材の高島社長だ。工作室での試作に限界を感じた僕たちは、鉄工のプロに相談し、イメージを伝えブレストを行い、それを基に試作をすることになったのだ。

◆2022年4月18日(月)

　高島社長との打ち合わせから2週間。試作品が上がってきた・・・。

イメージ通りか？と言えば、恐らく日本からスイスぐらい離れているだろう。

しかし、工作室からは一歩前進した。この端材のチャンネルで作られたフレームに、各パーツを取り付けていく。一つ一つの部品はまだまだ粗削りだ。そしてメカ本体も取り付けた。

リモコンで上限、下限を設定し、自動で止まるように調整し、試運転。

メンバーが見守る中、ガイドに沿ってロールスクリーンが動いた。と同時に、メンバーがそれぞれに課題を口にし始めた。僕も同じだ。まだメンバー間で共通の完成形イメージは持てていないが、少なくともこれは解決しないといけないだろう、という課題をそれぞれが感じていた。

今日の活動を終え、これは必ず良いモノが出来ると思ったのと同時に、挑戦を楽しんで行こうと感じた一日だった。

◆2022年4月25日(月)

　ギコギコとノコギリを引いている。今日は楽しみにしていた大工の日。僕たちは陽気な天気に誘われて、ノコギリを引いている。

先週SP建材さんから上がってきた試作品を、さっそく解体（バラ）した。

そして切った２×４に部品を移植し、社内の展示室に設置し直した。

今日は、幕体のサイズを大きくしてみるとどうなるか？という事を試している。

天井から3mほどになりますが、また一歩、イメージが形になった。

風が吹いた時にどの位バタつくのか？工場扇を当てて観察した。実際にはもっと強い風が当たると思うが、こんな試験はやったことが無いので、メンバーのテンションは上がった！

まだまだ先は長いが、歩みを止めない僕たちはNEWTRUTH！

※書いた後で調べて見ましたが、大工の日は本当にありました。(一社)日本建築大工技能士会が1999年に【毎年11月22日】に制定。

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(有)SP建材ホームページ

https://spkenzai.jp/

（文　浅井裕二）