エコファイン研究会

『寒い冬を快適に過ごすための断熱カーテンの活用法』

断熱カーテンで寒い冬を快適に過ごす方法

断熱カーテンとは？

断熱カーテンとは、冷気を遮断する効果の高いカーテンのことです。厚手で遮光性の高い素材が使われており、空気の層によって冷気を遮断します。

断熱カーテンを選ぶポイント3つ

➀ 素材：厚手で遮光性の高い素材を選ぶ

断熱カーテンを選ぶポイントとして、素材は非常に重要です。断熱カーテンの素材には、以下のようなものがあります。

ポリエステル
ウール
コットン

これらの素材の中で、断熱効果が高いのは、ポリエステルです。ポリエステル素材は、空気を多く含むため、断熱効果が高く、耐久性や速乾性に優れているため、日常使いにおすすめです。

ウールやコットンも、断熱効果が高い素材ですが、ポリエステルに比べると、断熱効果は劣ります。しかし、ウールやコットンは、保湿性や肌触りに優れているため、寝室などにおすすめです。

断熱カーテンを選ぶ際には、素材に注目して、断熱効果や耐久性、速乾性、吸湿性、通気性、保湿性などを考慮して選ぶとよいでしょう。

②厚さ：厚いほど断熱効果が高くなる

断熱カーテンの断熱効果は、空気の層によって冷気を遮断する仕組みです。そのため、厚いほど、空気の層が厚くなり、断熱効果が高くなります。

一般的に、厚さ2倍になると、断熱効果は約4倍になるといわれています。これは、空気の層の厚さが2倍になると、冷気を遮断する力が2倍になるためです。

断熱カーテンを選ぶ際には、厚さにも注目して、断熱効果の高いカーテンを選ぶとよいでしょう。ただし、厚すぎると、重さや取り扱いのしにくさなどのデメリットもあります。

③ デザイン：シンプルなデザインの方が断熱効果が高い

断熱カーテンを選ぶポイントとして、「シンプルなデザインの方が断熱効果が高い」ということがあります。これは、デザインが複雑なカーテンは、縫い目や柄の部分に空気の通り道ができ、断熱効果が低くなるためです。

縫い目や柄が少ないデザインを選ぶ
シンプルで無地のデザインを選ぶ

断熱カーテンは、空気の層によって冷気を遮断する仕組みです。そのため、シンプルなデザインを選ぶことで、縫い目や柄の部分に空気の通り道ができにくくなり、断熱効果を高めることができます。

断熱カーテンを効果的に使う方法4選

① 二重カーテンにする

二重カーテンにすることで、内側と外側のカーテンの間に空気の層ができ、断熱効果が高まります。一般的に、二重カーテンにすることで、単体カーテンに比べて断熱効果は約1.5倍になるといわれています。

内側のカーテンは、冷気を遮断する役割を果たします。厚手で遮光性の高い素材を選ぶことで、冷気をしっかりと遮断することができます。

外側のカーテンは、内側のカーテンを保護する役割を果たします。薄手で透け感のあるレース素材を選ぶことで、採光や適度な風を通してくれます。

また、内側のカーテンをしっかりとカーテンレールに固定することで、カーテンの隙間ができにくくなり、断熱効果を高めることができます。内側と外側のカーテンの隙間が空いていると、冷気が入り込む可能性があります。隙間をなくすためには、カーテンの端をカーテンレールの上部にしっかりと固定する、カーテンの両端を重ねて掛けるなどの方法があります。

二重カーテンは、断熱効果を高めるだけでなく、外からの視線を遮断したり、室内のプライバシーを守ったりする効果もあります。また、インテリアとしてもおしゃれに演出することができます。

② カーテンレールの位置を高めにする