カーテンでオシャレなリビングに!選び方・カラーコーディネート例をご紹介
リビングは食事をしたりテレビを見るなど、家族皆が集まり住まいの中心になる場所です。
時にはお客様も招く場所になるので、居心地が良いオシャレなお部屋にしたいと思う方は多いのではないでしょうか。
しかし、カーテンの色柄やインテリアの種類もたくさんあるため、どんな風にコーディネートしたらよいのか悩みますよね。
面積が大きいカーテンは、お部屋のイメージに影響を与えるとても重要なアイテム。 この記事では、リビングのコーディネートにお悩みの方に向けて、リビングのカーテン選びのコツとカラーコーディネート例をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
似合う色は人それぞれ。パーソナルカラーで、自分をより魅力的に見せるお手伝いをさせていただきます。色の魅力や面白さを、たくさんの方にお伝えしていきたいと思っています。
リビングのカーテンのカラーコーディネート術
カーテンの選び方についてお話をする前に、まずはカラーコーディネートのコツについてお話をしていきます。
お部屋のカラーコーディネートは、「色のバランス」がとても大切です。
色のバランスを整えるには、ポイントが2つあります。
このポイントを知っておくと、カーテンを選ぶ際にとても役に立ちますので、ぜひ押さえておいてくださいね。
色の面積比を意識する
1つ目のポイントは「色の面積比」。
お部屋のカラーコーディネートは、『ベースカラー』『アソートカラー』『アクセントカラー』の3つの面積比を整えると、バランス良く見せることができます。
基本的なお部屋の配色比率の例
この部屋の配色の比率を示したイメージ図 ▼
役割 | 面積 | 主な部位 | |
ベース カラー | 部屋の基調(中心)となる色 ※背景色としての役割 | 最も面積が 大きい | 壁・天井・床 |
アソート カラー | 部屋のイメージを決める色 ※ベースカラーに組み合わせバランスをとる役割 | ベースカラーの 次に大きい | 家具 |
アクセント カラー | 空間にメリハリをつける色 ※小さい面積でアクセントをつける役割 | 最も面積が 小さい | クッション・小物 |
カーテンは面積が大きい為、『ベースカラー』もしくは『アソートカラー』になります。
~ カラーコーディネートが苦手な方は ~
最初にベースカラーを決め、次いでベースカラーに合わせるアソートカラーを決め、最後にアクセントカラーを決めるようにすると考えやすくなります。
また、ベースカラーとアソートカラーを似たような色でまとめ、アクセントカラーにそれとは異なる色を使うとバランスが整いやすいのでおすすめです。
一般的には壁や天井が白やアイボリーのお部屋が多いので、カーテンの色を白やベージュといった色にすると失敗しにくいですよ。
柄物の白カーテンを取り入れる場合は、シンプルな柄のものを選ぶとお部屋がまとまって見えやすいです。
また、テーブルや椅子をカーテンのベージュに合わせると、統一感のあるリビングになります。
カラーコーディネートを考えるときは、色の面積比をぜひ意識してみてくださいね。
色の相性を意識する
2つ目のポイントは「色の相性」。
お部屋のカラーコーディネートは、色の面積比の他に『色合わせ』が重要になります。
壁や天井が白系の色をしている場合、比較的どのような色のカーテンでも合わせやすくなります。
しかし、家具や小物などのインテリアには様々な色があるため、配色を考える必要があります。
色の相性は、色味の種類を輪にした色相環で見分けることができます。
類似色
「黄緑と緑」「青と青紫」など隣り合う色を類似色といいます。色の変化が穏やかなため、色同士が馴染みやすくまとまって見えやすい配色になります。
類似色のカラーコーディネート例
こちらのリビングは、テーブルや床が黄色系です。そこに緑色のカーテンを合わせて黄緑色の観葉植物を置くことで、「黄・黄緑」「黄緑・緑」の類似色のカラーコーディネートを作ることができます。
反対色
「黄色と青」「赤と緑」など反対側にある色は反対色といいます。色のコントラストが大きいため、お互いの色を引き立てあう配色になります。
反対色のカラーコーディネート例
黄色系のフローリングに水色(青)のカーテンを合わせた反対色のカラーコーディネート。
葉柄と無地でデザインされたカーテンで水色の面積を抑えているので、反対色の組み合わせでもスッキリして見えます。
DR!UM(ドリウム)では、お好きな色や柄を組み合わせたオリジナルのカーテンが作れます。
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同系色
赤とピンク(赤系)、青と水色(青系)など、同じ色相(色合い)のことを同系色といいます。
類似色と同じく色同士が馴染みやすいため、とても合わせやすい配色です。
同系色のカラーコーディネート例
床やカウンターの木材のブラウンにベージュのカーテンを合わせた同系色のカラーコーディネート。
茶系統の色でまとめることで、ナチュラルさと暖かみを感じさせるリビングダイニングになります。
カラーコーディネートは、面積比と相性を意識し色のバランスをとることが大事なので、ぜひ覚えておいてくださいね!
それではさっそく、カーテンの選び方についてお話していきます。
【リビングカーテンの選び方①】カーテンの種類
カーテンは大きく分類すると『ドレープカーテン』と『レースカーテン』の2種類に分けられます。
求める機能や用途に合わせて、カーテンを選ぶようにしましょう。
また、柄や大きさによっても印象に違いがあります。
ドレープカーテン
ヒダがあり厚地のものが多く、室内を見えないようにする役割があります。
防犯性を高めたい方におすすめです。
ドレープカーテンの種類には
- 遮光 (遮光機能付きの重厚感ある生地)
- 変わり織り (光を程よく取り入れるざっくりした風合いの生地)
- オックス (光を程よく取り入れる凹凸感が目立たない生地)
などがあります。
レースカーテン
透けるような薄手のものが多く、自然光や風をほどよく取り入れ、室内を見えにくくする役割があります。
明るく開放感のある部屋にしたい方におすすめです。
レースカーテンの種類には
- ミラーレース
(生地の裏側が光っていて外からは透けにくい、柔らかな質感のやや厚手のレース生地) - スパンボイルレース
(ミラーレースより光をよく取り入れる、軽やかでさらっとした質感のレース生地)
などがあります。
カーテンを二重に重ね付けするときは
カーテンを二重にして使う場合は、基本的にはドレープカーテンは部屋の内側、レースカーテンは外側につけるようにしましょう。
ドレープかレースのどちらか1枚で使っても、ドレープとレースを1枚ずつ使い二重にして使ってもOKです。
無地カーテン
- シンプルなお部屋にしたい
- おしゃれな家具や小物を主役にしたい
という方は無地のカーテンがおすすめ。
特にシンプルなお部屋にしたい方は、無地の家具や小物類を合わせてカラーコーディネートをすると、よりシンプルで洗練されたお部屋を作ることができます。
また、無地のカーテンだと「お部屋がなんだか物足りない」と感じる方は、ラグマットやクッションなどの小物で柄を取り入れてみてください。
柄に視線が動きやすくなるため、物足りなさを感じさせないお部屋にすることができますよ。
カラフルな柄のアイテムを取り入れる場合は、お部屋の中のどこかの色とつながりを持たせると統一感が出せます。
柄カーテン
- 華やかさがほしい
- 手っ取り早くお部屋の雰囲気を変えたい
という方は、柄のカーテンがおすすめ。
小さい柄や細かい柄はお部屋に馴染みやすく、大きい柄や特徴的な柄はお部屋の主役になります。
DR!UM(ドリウム)のオーダーカーテンは、柄の大きさを1/2倍・等倍・2倍の3スケールに変化させてデザインすることができます。
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また、無地の家具や小物類にするとアイテム同士がケンカしないため、カラーコーディネートがしやすくなります。
他にも、壁・床・家具の色など、お部屋の中のどこかの色とカーテンの柄の色を合わせると、馴染みやすく上手に取り入れることができますよ。
カーテンの青とポットの青の色を揃えてコーディネート。小物で取り入れるだけで統一感が出せます。
ラグマットは柄ですが、デザインも色もシンプルなのでお部屋がまとまって見えます。
柄の種類が多すぎるとお部屋がごちゃごちゃしてしまうため、カラーコーディネートが苦手な方は、柄物を取り入れすぎないようにしましょう。
【リビングカーテンの選び方②】過ごし方
リビングでどのように過ごしたいかを考えて、カーテンを選ぶのも1つの方法です。
家族とのコミュニケーションの場
一家団欒の場として、家族みんなが楽しく過ごせる空間にしたい場合、明るい雰囲気になるようなカーテンを選びましょう。
- 白・淡色系のカーテン
- レースカーテン
- 柄カーテン
がおすすめです。
重厚感のあるダークカラー(暗い色)のカーテンは、お部屋が重く暗い雰囲気になりやすいため避けたほうが無難です。
もしダークカラーのカーテンを取り入れるなら、透け感があるものを選ぶと重厚感が和らぎます。
白・淡色系のカーテン
明るい色のカーテンは、白に近ければ近いほど、お部屋全体の雰囲気をパッと明るくしてくれます。
基本的にブラウンは落ち着いた印象を与える色ですが、黄みを帯びたブラウンであることと、クッションやラグマットなどの小物類で白の面積を増やしているため、明るい雰囲気のお部屋にすることができます。
レースカーテン
透けるような薄手のレースカーテンは、自然光を取り入れるため室内を明るく見せられます。
カーテンの青と壁の白の配色が青空や夏の海を想起させ、明るい雰囲気のお部屋を演出します。
柄カーテン
にぎやかさや華やかさを演出してくれる柄カーテンは、お部屋を明るい雰囲気にすることができます。
オレンジは元気な気分や楽しい気分にさせてくれる色なので、みんなで楽しく過ごしたいリビングにピッタリ。
また、カーテンの色がフローリング・キッチン・テーブルの色に近いため、色同士が馴染み、オレンジの色の強さが和らぎます。
くつろぎの場
家族みんながゆっくりとくつろげる空間にしたい場合、落ち着いた雰囲気が感じられるカーテンを選びましょう。
- ベージュ・ブラウン系のカーテン
- グリーンのカーテン
- グレーのカーテン
がおすすめです。
鮮やかな色や派手なデザインのカーテンは、あまり落ち着けないため避けたほうが無難。鮮やかすぎない色のカーテンを選び、部屋全体の色の変化が穏やかになるようにカラーコーディネートをするとよいですよ。
ベージュ・ブラウンのカーテン
木や土など自然を連想させるベージュやブラウンは、温もりや安心感があり落ち着ける色です。
ベージュは木材と似た色をしているため、床の色と馴染みやすく統一感がでます。カーテンの柄が複雑な柄なのに対し、ラグマットの柄はとてもシンプルなため、柄同士を組み合わせていてもマッチします。
グリーンのカーテン
森や木などの自然を連想させるグリーンは、安らぎや癒しの効果があり落ち着くことできる色です。
かご編みの椅子を合わせて周りに観葉植物を置くことで、ナチュラルさが増しよりリラックス感のある空間になります。
グレーのカーテン
無彩色のグレーは大人っぽく落ち着いた雰囲気が感じられる色です。
グレーは控えめな色なので地味に見えがちですが、柄のカーテンや透け感のあるレースカーテンを選ぶと地味見えせず、オシャレなお部屋に見せることができます。
【リビングカーテンの選び方③】テイスト別
テイストごとにカーテンの色や柄の選び方、そしてカーテンと合わせる色が変わっていきます。
カーテンを選ぶ際にお部屋のテイストを決めておくと、カラーコーディネートが組みやすくなりますよ。
北欧風
植物・波・鳥といった自然や動物をモチーフにした独特なデザインや、規則的に並べられた柄が特徴です。
大きくポップな柄で、明るく柔らかいシンプルな配色にすると、北欧風のリビングになります。
花と葉っぱをモチーフにした北欧風カーテン
黄の反対色の青がアクセントになり、明るくカジュアルな雰囲気のリビングに。カーテンとソファーの黄色を合わせて馴染ませているので、お部屋に統一感も感じられます。
波をモチーフにした北欧風カーテン
「カーテンのピンク」と「時計の木製フレームの黄色」を同じような濃さの色にすると、カーテンの柄とお部屋全体が馴染み、大胆な柄でも目立ちすぎません。
ナチュラル
森や木を表す緑やカーキ、大地や木を表すベージュやブラウンなど、自然の色でまとめられているのが特徴です。
コットンやリネンといった天然素材のカーテンや、かご編みといった植物を材料としているインテリアを使うと、ナチュラルな雰囲気のお部屋が作れます。観葉植物を使うのもおすすめです。
柔らかい雰囲気になる白ベースのカーテン
壁・天井、そしてカーテンを白で揃えると、明るく柔らかい雰囲気のお部屋になります。
また、シンプルな白ベースのカーテンにすることで、木製の家具や床、観葉植物のナチュラルさを引き立てることができます。
穏やかな雰囲気になるカーキ×ベージュのカーテン
控えめな色のカーキとベージュは、色同士がとても馴染みやすくぼやけて見えやすい配色。椅子のブラウンや観葉植物の緑のように濃い色を合わせると、お部屋がグッと引き締まります。
モダン
基本的には色はモノトーン(白・黒・グレー)、インテリアは直線的なデザインでまとめられており、シックで洗練された雰囲気なのが特徴です。
金属やガラスといった無機質さを感じるアイテムや、無地のアイテムでまとめるとモダンなお部屋になります。
柄アイテムを取り入れるなら、直線的なストライプやボーダー、規則的に柄が並び人工的な印象を与える幾何学模様などがおすすめです。
モノトーン×直線でシンプルモダンに
無地のモノトーンでまとめクールで都会的な印象に。ラグマットが黒、壁がグレー、天井が白という風に、明るさが床⇒壁⇒天井の順に明るくなるようにすると、バランスがとりやすいですよ。
ナチュラルさを加えて北欧モダンに
白い壁にグレーのカーテン・ソファー・クッションモノトーンでまとめ、木製家具でナチュラルさを加えると、北欧モダンスタイルになります。
エスニック
民族的な印象を与える柄や素材を取り入れ、色はピンク・紫・緑・茶などの色を使った配色、そしてどこかミステリアスな雰囲気が感じられるのが特徴です。
エスニックにはアジアン風・メキシカン風・リゾート風などがあり、異国の雰囲気を出したいときにおすすめです。
ピンクのイカット柄がエスニック感を演出
ピンク・紫・緑の配色のイカット柄が、どことなくエスニック感を醸し出すカーテン。
「イカット柄のピンク」も「ソファーや壁の茶色」も暖かみを感じさせる色なので、色同士が馴染み、インパクトのある柄カーテンを使っていてもお部屋がまとまって見えます。
グリーンの民族柄でリゾート空間を演出
メキシカンボーダーのカーテンにかご編みの椅子を合わせると、南米のリゾートをイメージさせるリビングに。
カーテンと同じ柄のクッションカバーを使うとお部屋の統一感が増し、よりオシャレなお部屋に見せられます。
カフェ風
ヴィンテージ調のアイテムや観葉植物、モノトーンのタペストリーやポスターを使うのが特徴です。
ブルックリンスタイルや、海辺のカフェのようなテイストにするのがおすすめです。
ブルックリンスタイルでかっこよく
ブルックリンスタイルのリビングは、家具にはあまり色を使いません。
ブラウンと黒の配色は重い印象になりがちなので、観葉植物をいくつか配置したり、温かみのあるイエローなどの明るいカラーのカーテンを使ったりすると、パッと明るい雰囲気になります。
メルヘンチックで可愛く
カーテンや食器類をカラフルなパステルカラーでコーディネートすると、可愛いメルヘンな世界観のカフェ風スタイルになります。
小さめなテーブルで窓辺にちょっとしたスペースを作ることで、よりカフェっぽさを出すことができますよ。
まとめ
リビングの壁や床の色を変えなくても、カーテンや合わせるインテリアを少し変えることで、お部屋の雰囲気はグッと変わります。気分転換に模様替えする場合は、カーテンを変えるだけでも雰囲気が変わるので試してみてくださいね。
皆さんがリビングで素敵な時間を過ごすことができるよう、この記事を通してお手伝いができておりましたらとても嬉しいです。
上手にカラーコーディネートを作るポイントは、カーテンを“壁や床・インテリアとの色のバランスをみて選ぶこと”なので、リビング以外のお部屋のカラーコーディネートを考える時にも、ぜひ意識してみてください!
最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。