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カーテンの汚れの原因と正しい洗濯方法【プロ監修】埃が出ないカーテンも紹介

    カーテンの汚れの原因と正しい洗濯方法【プロ監修】埃が出ないカーテンも紹介

    カーテンについている汚れの落とし方の方法を知っていますか?

    カーテンは洋服のように汗や皮脂がつくわけでもなく、床ほどホコリやゴミが落ちるわけでもありません。

    ですが、洋服や床ほど掃除をこまめにしない場所だけに、気づかないうちに汚れが蓄積しているかもしれません。

    カーテンの見えない汚れはお部屋の空気の質にも関わるので、できるだけ対策したほうが良いです。

    今回は、DR!UM(ドリウム)を運営している『株式会社カズマ』の直営店で働くカーテンアドバイザー・木村春美さんを訪問。

    ぱっと見ただけでは分からないカーテンの汚れとその対策法について聞きました!

    カーテンのKAZUMA 木村春美さん

    カーテンアドバイザー/窓装飾プランナー
    お客様の窓装飾のコンシェルジュとして、資格を生かした丁寧な接客を心がけています。

    カーテンの汚れの種類と原因

    カーテンの汚れといっても種類はさまざま。どんな原因で汚れがつくのか、対策法と一緒にご紹介します。

    カーテンのヒダの上部やカーテンレールに溜まるホコリ

    「ホコリは汚れじゃないから、少しくらいなら大丈夫では?」と思っていませんか?

    でも、長期間ホコリを放置すると、より多くのホコリがくっついて落ちにくくなります。

    「リビングは家族が集まる空間だし、人の動きも多いので気をつけたい場所ですね」と木村さん。

    カーテンで特にホコリがたまりやすいのが、ヒダの上の部分やカーテンレールです。

    木村さんは「半年に1回くらいはしっかりホコリを落とした方がいいですよ」とアドバイス。はたきや掃除機ならかけたままで掃除できますし、カーテン全体のホコリを払いたい人はレールから外して庭などではたくのもおすすめです。

    主に結露によるカビ汚れ

    「カビ汚れはカーテンの大敵。繊維の奥にカビが入り込むと、洗濯してもなかなか落ちないんですよ」と木村さん。

    特に冬は窓が結露しやすいため、知らないうちにカーテンが濡れてレースや厚地の裏側にカビやシミができることも。
    「結露防止シートを窓やサッシに貼るなどして、カーテンを湿気らせないように気をつけてください。天気のいい日に窓を開けて風を通すだけでも違うと思います」。

    冬場はこまめにカーテンの裏側をチェックするようにしましょう。

    カーテンをつかむ部分に蓄積する皮脂や手垢の汚れ

    カーテンを開け閉めするときって、だいたい同じ場所を触りますよね。

    1日に1~2回しか触らなくても、それが積み重なると黒ずんでくることがあるんです。
    「見た目にはそれほど分からなくても、皮脂や手垢の汚れは生地につきやすいですからね。年に1~2回くらいでいいので、カーテンを洗濯するとスッキリしますよ」と木村さん。

    実はカーテンは自宅でも洗濯することが可能。ハードルが高く思えますが、ポイントを押さえれば意外に簡単です。

    洗濯できるカーテンとできないカーテンの違い

    「ポリエステル100%なら厚地・レースを問わず洗濯できるものが多いです。DR!UMのカーテンも洗濯OKです」と木村さん。

    最初に必ず見ておきたいのが、カーテンの裏側についている「洗濯ネーム」の表示です。

    洗濯機洗いの表示があれば自宅の洗濯機で洗っても大丈夫です。
    手洗いマークは洗濯機では洗えませんが、大きなバケツやお風呂の浴槽を利用した手洗いならOK。家庭洗濯NGの表示のものはクリーニング店でお手入れ、と覚えておくといいですよ。

    カーテンの洗濯方法

    洗濯方法は「準備」「洗う」「干す」の3ステップ。
    それぞれのステップに気をつけたいポイントがあるのでチェックしてくださいね!

    [STEP1:準備]

    1. レールからカーテンをおろして、フックを外します。
     フックは袋などにまとめておくと行方不明にならなくて便利ですよ。
    2. カーテンのホコリをはたきます。
     掃除機を使う場合は丸ブラシなどのアタッチメントを使ったり、吸引力を調整したりするといいですよ。
    3. カーテンをびょうぶだたみにして、洗濯ネットに入れます。
     コツはヒダの形に合わせてたたむこと!

    [STEP2:洗う]

    1. カーテンは1回につき1~2枚ずつ洗います。
    2.「ドライ」や「手洗い」などのやさしい洗い方のコースを選択して。
    3. 漂白したい場合は選択絵表示が漂白剤OKかどうか確認を。
    4. 柔軟剤には静電気防止効果があるのでホコリや花粉がつきにくくなります。
    5. 長く脱水すると生地が傷むので、脱水は1分程度に。

    [STEP3:干す]

    1. 洗い終わったカーテンはフックを戻して、半乾きのままレールにかけます。
    2. 生地を下に軽くひっぱり、手のひらで叩きながらシワを伸ばすと、細かいシワが取れやすくなります。

    カーテンの洗濯後、乾燥機にかけるのは絶対NG

    なお、カーテン洗濯後に絶対にやってはいけないこととして「乾燥機にかけること」があります。

    「乾燥機で乾かすのも絶対にダメです。形状記憶加工などの機能性がなくなってしまいますし、生地もひどく縮んだり傷んだりしますからね」と木村さん。

    洗濯後にすぐにカーテンを洗濯機から取り出したら、直射日光を避けた風通しのよい室内で自然乾燥させましょう。

    窓を開けた状態にしたり、サーキュレーターなどで空気を循環させて風通しのよい状態をキープしてあげると、より短時間で乾くようになりますよ。

    汚れやホコリに強いおすすめのカーテン3選

    では最後に当社がおすすめする、汚れやホコリに強いおすすめのカーテンをご紹介します。

    カーテンのケアにあまり手間をかけたくない方はこちらの中から選んでみてください。

    クッカグレー[等倍柄]

    名もなき小さな草花が風に揺れている風景をイメージした小花柄です。

    不透明の絵の具を使い、葉と小花を何層か重ねて表現しています。

    モチーフ一つ一つが主張していないので、倍率が小さいほど無地調に見え、馴染みやすくなります。

    ナチュラル、フェミニン、カジュアル、ボタニカル、レトロなど、幅広いテイストに合わせられるのも特徴です。

    ラウハイエロー[2倍柄]

    さまざまな図形が重なり合う、ゆったりとしたフォルムが特徴の幾何学柄。

    図形のベースには水彩テクスチャーが入り、表情に複雑さと奥行きを持たせています。

    淡い色相で仕上げられた優しい雰囲気なので、主張し過ぎずお部屋に馴染みます。

    メローブルー[等倍柄]

    おおらかな曲線が特徴のシンプルなよろけ文様です。

    全体的には刷毛で塗ったようなタッチが入っており、テクスチャーに複雑さはありつつも、遠目で見ると一見無地カーテン。

    どんなお部屋にも馴染みやすく、飽きの来ない柄ゆきです。

    カーテンの汚れは正しい落とし方を守って!

    本記事では、カーテンが汚れる原因と、正しいお手入れ方法について紹介してきました。

    カーテンは日常生活の中で欠かせないアイテムですが、知らない間に汚れが蓄積しています。

    そんなカーテンの汚れを落としてきれいな状態を保つためには、定期的なお手入れが必要です。

    正しい汚れの落とし方を理解して守っていただくことで、きれいで美しい状態を長持ちさせることができますので、お手入れの参考にしてみてください。